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サッカーW杯ブラジル大会の1次リーグで敗退した日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(61)が24日、自身の進退について結論を保留した。一度日本に帰る方針を示し、「(協会の)幹部の方たちと話してから(皆さんに)お話しましょう。残るかどうかはそのように進めたいと思います。もちろん、このことはチーム内で先に相談してから公表すべきと思います」と明言を避けた。

 本田をチームの軸として据えて4年間戦ってきた。今大会は不振だったにもかかわらずこだわって起用したのではないかと質問を受けたが「その点については同意しない。まったく同意しません。チームでもっともフィジカルで勝負できる。ボールを守っていた。2、3人を相手にしてプレーすることができました」とプレーぶりを絶賛した。

 一方で誤算として挙げたのは「インテンシティーを持ってプレーできなかった」ことだった。ザック監督のいうインテンシティーとは、攻守に連動性を持ち、スピード感を持ってプレーすることと説明されているが、「もっとボールを支配すべきでした。それがチームの考えだった。それをもとに練習してきている。ボールを早くパスすること。適切な距離でボールを取り戻すこと」と4年間で磨いたはずのサッカーをW杯本番で披露できなかったことを悔やんだ。

 勝負どころで守りきれなかったことがコートジボワール、コロンビアでの敗戦につながった。ザッケローニ監督は選手の距離を短く一定に保ち、守備をすることを心がけさせてきた。3試合で6失点を喫したことに「何失点かは覚悟しなければなりません。多くの試合を実践しました。プレーヤー間の距離がありました。守備以上の問題がありました。距離があることでMFが問題を抱えることになる」と戦術が実践できなかったことを示唆した。


参照:http://news.livedoor.com/article/detail/8974565/